3D電気設計:
制御盤のデジタルツインで設計と製造を効率化する
3D電気設計データを利用して制御盤のデジタルツインを作ります。制御盤の設計・製造において、電気設計だけの効率化・制御盤製造だけの効率化を考えるのではなく、設計から製造まで一連の流れで全体的な効率化を考えてみませんか。標準化された電気設計データをベースに、3D制御盤設計は実現可能です。
これからの制御盤の設計、製造が向かう道は?
Let’s take this journey together!
電気設計と制御盤製造は違う世界?
制御盤の製造やケーブルの配線には、2次元の回路図が使用されます。取り付け板のどこに部品や穴が必要なのか?ケーブルダクト、DINレール、ターミナルはどこに設置すればいいのか?盤メーカーの技術やノウハウで盤の製造が進むことも多くあります。しかし労働力不足、熟練技術者の引退などで今までと同じように制御盤が作れなくなるかもしれません。電気設計で何か対策はできるのでしょうか。
2D電気設計 vs 3D電気設計:制御盤制作の比較
EPLANは電気設計の時点で使用する部品の3Dデータを利用して回路図を作成します。回路図を書き終えると必要な部品のリストがまとめられるだけでなく、3Dデータを使って制御盤のレイアウト設計も行えます。制御盤を製造する前にすべての部品が収まるのか、サイズは大きすぎないか、干渉はしないのか、必要なケーブル長はいくつなのかなど、詳細な情報を確認できます。
2D図面での制御盤製造
- 部品の配置位置、すべて部品が収まらない可能性がある
- ケーブルダクトやボアホールの位置に関する情報がない
- 組み立てとケーブル配線はスキルが必要
- 完成した制御盤内部の部品配置や配線は、シリーズで生産されているにもかかわらず、すべて異なっている。
⇒問い合わせ、再作業、人員不足は、時間と貴重な資源を浪費します
3Dデータを使った制御盤製造
- すべての部品は、すでに3Dレイアウト設計で配置済み
- 制御盤の全構造が明確に表示
- 誰が見てもわかりやすい制御盤の3D表現
- 3Dレイアウト図をベースにした生産支援ツールにより、経験の浅い作業員でも部品の取り付けと配線が可能
⇒ 迅速な制御盤の製作に役立つバーチャルプロトタイプ
制御盤のデジタルツインをつくる4のメリット
制御盤のデジタルツインは、電気設計、制御盤製造、その他の工程間のコラボレーションをスムーズにします。
制御盤の設計・製造工程でデジタルツインを活用する4のメリットを紹介します。
EPLANを使って制御盤のデジタルツインを作る
回路図を作成した後も、やることはたくさんあります。EPLANは、制御装置やスイッチギアシステムの3D設計のためのソフトウェアを提供します。EPLANは、デジタルツインに基づく制御盤の製造を簡素化するために、製造現場でも使用されます。