EI&Cエンジニアリング
EPLANを使用したアクチュエーター/センサーからPLCおよびDCSまでの事前計画
電気、計装および制御(EI&C)設計は、エンジニアリングの様々な専門分野を組み合わせたものです。 EPLANは専門分野ごとに適切なエンジニアリングソリューションを提供しています。
EPLANプラットフォームの統一されたデータベースにより、学際的なタスク追跡も可能です。
さまざまな工学分野をつなぐ
電気、計装および制御(EI&C)設計のメインタスクの1つは電気工学です。しかし他の技術分野との重複や接続を考慮しなければならないことも多くあります。
様々な計測機器
計測機器の目的は、様々なデバイス、例えば(電流、電圧、質量、圧力、pH値、温度)からのフィードバックを得る事です。
PLCによるコントロール
制御エンジニアリングにおいて、設計は様々な部門により行われます。主にバイナリ信号で制御が行われ、必要に応じて閾値を持つ機器により制御されます。PLC(プログラマブルロジックコントローラ)やDCS(分散制御システム)は最も頻繁に使用される制御デバイスです。
構造化されたプロセス管理
制御オブジェクト(制御されたプロセスとシステム)により、安定したプロセスと構造化されたプロセス管理を実現します。
電気、計装および制御(EI&C)設計の課題
電気、計装および制御(EI&C)設計は、様々な角度から、異なるタスクと課題を抱えています。 故に、規格に準拠した設計概念とエンジニアリングにおける統合データベースが重要になります。 EPLAN Preplanningにより課題を解決する事が可能です。
設計からシステムプログラミングまでのタスク
計装および制御(EI&C)設計を行う場合、さまざまな機器や接続情報の設計が必要となります。例えば、DCS(制御システム)、PLCと接続されているデバイス(センサーやアクチュエータ)など。さらには制御盤、中継ボックス、DCS制御を行うキャビネットの設計も必要となります。さらには電源をコントロールするスイッチギアシステム・ポンプ制御・ベンチレーションシステムなど。電源・信号線に対応する端子台の詳細設計、およびケーブル長の算出も必要となります。稼働状況を把握するSCADAシステムも同様に設計を行う必要があります。さらに設計の重要なタスクとして、プロセスの系統を把握するループ図も必要です。
エンジニアリングプロジェクトの重要な規格
ISO 10628とISA 5.xは回路図を作成するために重要な規格です。IEC 81346は構造化を適用します。IEC 61355は回路図のドキュメントの種類を定義し明確なドキュメント管理を実現します。PCTシステムの構造はPreplanning Navigatorで作成出来ます。構造セグメント、PCTループ等を作成し、管理することが出来ます。
ループ図の効率的な設計
ループ図の作成は簡単です。EPLANでは端子の定義と機器間の接続を簡単に表現出来ます。ケーブルルーティングのみならず、クロスリファレンス機能を用いドキュメントの管理も可能です。DCSやPLCとの連携も重要な要素です。部品表など、必要なドキュメント類は全て自動で作成することが出来ます。
ループ図データの作成
構想設計を行うEPLAN Preplanning は、プラントの事前計画のための ソリューションです。どのセグメント間が接続されているか、事前計画の段階で機器間のケーブル接続の表現が可能です。機器間のソース・ターゲットの情報を得る事が出来ます。EPLAN Preplanningの設計データは後工程へシームレスにつながります。
電気設計および流体動力設計を同一プラットフォームで
外部データをEPLAN Preplanningにインポートすることも出来ます。 ドラッグアンドドロップにより、EPLAN FluidおよびEPLAN Electric P8を使用して、流体図面または回路図の作成が出来ます。同一プラットフォーム上でこれらの操作を行う為、データの整合性を保つことが出来ます。
ループ図の自動生成
自動生成ツールのEPLAN Engineering Configuration (ECC)を用いる事でEPLAN FluidとEPLAN Electric P8のループ図を自動化生成出来ます。事前計画に必要なデータをExcelファイルからインポートすることも可能です。
EPLAN Pro Panelによる制御盤・スイッチギアの3D設計
事前計画から回路図を作成後、EPLAN Pro Panelを用いて3D設計を行いデジタルツインを実現します。ここで設計された3Dデータは製造工程やメンテナンスおよびサービスエンジニアリングで活用する事が出来ます。