Eplan、Rittal、Phoenix Contactが、制御盤の工業化に向けた基準を設定

スマート・エンジニアリングと生産-制御盤製造の効率化

Eplan、Rittal、Phoenix Contactは、2015年に「Smart Engineering and Production 4.0」と呼ばれる技術ネットワークを形成するための協力関係を築きました。その目的は、将来制御盤と開閉器製造のエンドツーエンドのデジタル化のアイデア、トレンド、ビジョンの探求でした。5年後の今日、「Smart Engineering and Production 4.0」のアイデアは、具体的な製品イノベーションへと変貌を遂げています

データ提供への貢献

Eplan、Rittal、Phoenix Contactの3社は、デバイスとデバイスデータのデジタル記述のためのECLASSを含む、さらなる規格の開発を支援しました。ECLASSはその間に確立され、AutomationMLとの組み合わせにより、エンジニアリング、コンフィギュレーション、製造のすべてのシステムに渡るデータの提供に重要な貢献をしています。EplanのCEOであるSebastian Seitz氏は、制御盤と開閉装置の製造部門全体にメリットがあると考えています。「制御盤と開閉装置の製造の自動化とデジタル化が実現しました。これを実現させるための前提条件は、高品質かつ標準化された部品データとインターフェースで、私たちはそれを開発することに成功しました。」

制御盤製造の工業化

統合された設計データは、Automation MLなどの標準化されたデータ交換フォーマットを介して製造プロセスに流れ込みます。リタールの研究開発担当マネージングディレクターであるThomas Steffen博士は次のように説明しています。「その結果、筐体加工機械、電線加工機などの自動化機械を、制御盤や開閉装置製造のデジタル化された製造プロセスに統合することができます。」

またPhoenix ContactのCTOであるRoland Bentは、この共同作業を総括して次のように述べています。「私たちはプロセス全体を見渡し、常に全体像に目を向けていました。制御盤と開閉器製造におけるデジタル化された製品開発は、この分野の産業化への道を切り拓くものです。」

“We have transformed our ideas into specific products to support highly automated manufacturing, including mass customisation,” says Phoenix Contact CTO Roland Bent.

Rittal Managing Director Research and Development Dr Thomas Steffen explains: “As a result, conventional automation technology such as drilling and milling centres and wire assembly machines can be integrated into the digitally supported manufacturing process for panel building and switchgear system engineering.”

“Automation and digitisation of panel building and switchgear manufacturing can now be achieved. The basic prerequisites for it were standardised, quality device data and interface standards, which we successfully developed,” says EPLAN CEO Sebastian Seitz.