Eplan Next26: エンジニアリングの未来を示すグローバルイベント

フェスティバル形式の初開催が大成功に終わる

会場となったCAVALLUNA PARKには、36カ国から約1,500名が来場。著名な講演者による基調講演をはじめ、パネルディスカッションや業界の最新動向を紹介するセッションが行われ、エンジニアリング、オートメーション、そして製造業の未来について活発な議論が交わされました。イベントでは、Eplan CopilotとEplan Smart Sourcingが初披露されたほか、次期バージョンとなるEplan Platform 2027も先行公開されました。Eplanの専門家やユーザー、パートナーが一堂に会し、未来のエンジニアリングをテーマに2日間にわたって意見交換を行いました。

Monheim: What changes are in store for electrical engineering in the coming years? Which next steps in automation will the industry be facing? How will artificial intelligence influence engineering? These and other questions were answered by internationally recognised experts in a variety of presentation formats at the Eplan Next26.  

EPLAN CEO Sebastian Seitz set the tone in his opening address: “We are giving you a taste of what’s to come. Here at Eplan Next, we need to discuss one of the greatest challenges facing our shared industry, namely the digitisation of our entire value creation process.” 

When presenting the new AI, which takes a different approach than many other industrial AI applications – in part due to its protecting of intellectual property – Seitz said: “Today we are launching out EPLAN Copilot in the cloud environment.” He emphasised the importance of data security, the AI’s robust architecture, and the long-term goal of making workflows truly autonomous. 

“We need to contribute a great deal of knowledge and build the right skill sets into the AI, not just to automate processes, but also to autonomously control them. Our goal is to develop this technology so that it evolves from a copilot to a pilot.”

未来の産業生産への洞察  

DMG MORI、Eaton、Siemensといった業界を代表する企業は、将来を見据えた戦略や取り組みについて紹介しました。また、専用機メーカーや制御盤メーカーによる講演では、実際の業務で活用されているソリューションや、競争力向上に向けた取り組みが共有されました。

Siemens Digital IndustriesのAutomation Business COO兼CTOであるRainer Brehm氏は基調講演の中で、ルールベースの自動化からゴールベースの自動化への移行が次のステップになると指摘しました。その実現手段の一つとして、SiemensがEplanと緊密に連携して開発を進めているエンドツーエンドのAIベースAdvanced Machine Engineeringを紹介しました。

DMG MORI Group President兼CEO Dr.-Ing. Masahiko Mori氏は、「Machining Transformation」構想を紹介するとともに、制御盤設計分野におけるデジタルツイン実現に向けたEplanとの協業についても言及しました。

EatonのPower Distribution Systems China Operations DirectorであるAndy Lee氏は、中国・常州にある高度自動化制御盤製造のショーケース工場について紹介しました。同工場ではEplan Platformが電気設計の基盤として活用されており、ヒューマノイドロボットが配線検査を行っています。

ミュンヘンではフェスティバルのような雰囲気の中、Eplanの専門家、パートナー企業、世界中のユーザーが企業や立場の垣根を越えて意見を交わしました。

Future Lab:未来をその場で体験  

Future Labでは、設計から製造までのデータ活用をさらに発展させる将来技術やコンセプトが紹介されました。展示の一つとして、初期部品表から基本的な中板レイアウトを自動生成するオートパネル設計ツールが展示されました。設計初期段階において適切な筐体選定や、概算見積を支援することで効率的なプロジェクト立ち上げを目指します。また、経験の差に左右されにくい、高品質な制御盤製造を実現を支援するできるコンセプトが紹介され注目を集めました。このほか、Siemens Teamcenterとの連携やAdvanced Machine Engineeringなどのテーマも紹介され、機械設計、製品データ管理(PDM)、電気制御技術(CAE/TIA)をつなぐエンジニアリングの将来像が示されました。

Eplan Platform 2027とSmart Sourcing  

イベントでは、次期バージョンとなるEplan Platform 2027も公開されました。Platform 2027には約500件に及ぶ顧客からの要望が反映されており、事前設計、電気設計、制御盤設計の各工程におけるさらなる効率化を目指しています。

また、部品調達に関する新しいソリューションとして、Eplan Smart Sourcingも紹介されました。ドイツ市場向けに提供が開始された本ソリューションでは、設計段階から部品の入手性や納期情報を確認することができ、設計と調達の連携を支援します。さらに、Master Classでは制御盤設計、機械配線、デジタルデータ活用などをテーマに、実際の活用事例や新機能について詳しく紹介されました。

Partner Plazaで見えた「協業」の重要性  

併設された専門展示エリア「Partner Plaza」では、ABB、Phoenix Contact、Rittal、Rockwell Automation、Siemens、Weidmüllerをはじめとする20社以上のパートナー企業が出展し、Eplanとの連携によるさまざまなソリューションが紹介されました。展示の多くでは、異なるシステム間でのデータ活用や連携がテーマとして取り上げられており、データの一貫性や標準化の重要性が繰り返し語られていました。また、多くの講演や展示では、Asset Administration Shell(AAS)が標準化されたデータ伝達チャネルとして、ますます重要な役割を担っていることが改めて示されました。  


未来は協業と連携の先にある

2日間のイベントの締めくくりとして、Sebastian Seitz氏は次のように総括しました。「素晴らしいスタートとなりました。パネルディスカッションや講演に参加いただいた多くのパートナー企業が、未来は協業と連携にあることを強調してくれました。それこそが未来の課題を克服する唯一の方法です。技術はすでに存在しています。重要なのは、それらの可能性をいかに継続的にプロセスへ統合していくかです。このテーマについては、Eplan Next27でもさらに議論を深めていきたいと考えています。」