EPLAN L!VE: Eaton と EPLAN – 設計から製造まで 未来を見据えた考え方
Monheim, Germany, 16 April 2024
世界中で展開されるオンラインイベント「EPLAN L!VE」が、5月14日に開催されます。今回の舞台は、オランダのヘンゲロにあるイートンの工場です。参加者は、イートンの施設がエンジニアリングと製造におけるすべてのプロセスを最適化し、最大限の効率を実現している様子を直接見ることができます。わずか2時間半のオンラインイベントで、生産性向上に向けた新たなアイデアや実績のあるソリューションが、実際にどのように活用されているかの概要をコンパクトに把握できます。
また、EPLANの最新ポートフォリオや戦略に関するニュースも紹介される予定です。

EPLAN L!VE, the worldwide online event, is being broadcast from Eaton's production facility in Hengelo in the Netherlands.
エンジニアリングと制御盤システム製造のプロセスをいかに高効率に設計できるか? 製造をさらに自動化するにはどうすればよいか? これらは、イートン・ヘンゲロ工場が長年にわたり自らに問い続けてきた質問です。
オランダにあるこの施設は、データドリブンなアプローチの利点に着目し、プロセスを含むエンジニアリング手法全体をEPLANに対応するように転換しました。今回で3回目となるEPLAN L!VEでは、この取り組みに関する興味深い洞察が得られます。
「設計から製造まで 未来を見据えた考え方」をモットーに、イートンの生産施設からライブ配信されます。世界中の参加者は、エンジニアリングと製造における収益性を高める新しい製造アプローチを発見するために、このオンラインイベントに招待されています。
注目すべきは、これらのアプローチが決して大企業だけのものではなく、中小企業にも適しているということです。イートンは「一歩ずつ」アプローチを採用しており、個々のタスクに応じて、より小規模な制御盤・開閉装置システムメーカーでもすべてを導入できます。
エンジニアリングと製造への深い洞察
イートンのスペシャリストが、社内の制御盤・開閉装置システムの設計と製造が、高度な自動化と効率化のためにどのように最適化されているかを示す際、世界中から1,500人を超える参加者がオンラインで注目することでしょう。
ここで使用されるEPLANソリューションは、決定的な役割を果たします。最初の設計から製造に至るまで、デジタルツインに基づいた標準化されたデータ基盤を保証するのです。
それだけではありません。イートンはEPLAN Engineering Configuration (EEC)も活用し、機能エンジニアリングを用いた新しい設計手法に基づいて、回路図、部品表、端子図、配線リストを自動的に生成しています。
以前は、回路図にリンクされた部品表、端子図、配線リストなどのドキュメントの更新には膨大な手間がかかっていましたが、現在ではEPLANによってこれらがすべて自動的に最新の状態に保たれています。これは、すべてが一元化されたデータソースに遡るため可能です。
製造をこのプロセスに深く統合していることも成果を上げています。EPLAN Pro Panelを使用することで、制御盤のレイアウトは完全にデジタルな3Dで設計され、提供されたデータは自動ケーブルルーティングに使用されます。
Rittal Automation SystemsのWire Terminal WTは、1日に最大1,000本のワイヤーを完全に自動で処理できます。銅バーの加工も、Rittal Automation Systemsの機械によって簡素化できます。
配線と製造のすべてのプロセスは、非常に効率的に設計されており、全体的なプロセスはEPLANのデータに基づいた高い一貫性によってメリットを得ています。
次期EPLANプラットフォーム2026のプレビューと戦略発表も
イートンの設計・製造プロセスに関する深い洞察に加え、近日発表予定のEPLANプラットフォーム2026のプレビューも行われます。一例として、5月14日のイベントでは、EPLAN Pro Panelにおけるさまざまなビューが3Dナビゲーションをどのように加速するかをいち早く体験できます。
また、将来的にはEPLAN Electric P8からData Portal内のデバイスデータに直接アクセスできるようになる点も注目されます。さらに、EPLAN Preplanningの新しいシングルラインは、計画段階でシンボルと部品を論理的にリンクさせたいユーザーにとって興味深いでしょう。
オンラインイベントの参加者は、エンジニアリングの未来を垣間見ることもできます。EPLANのCEOであるセバスチャン・ザイツが、EPLANの今後の戦略と、人工知能に関するユースケースを含む将来のトピックに関するいくつかのハイライトを発表する予定です。
Background
グローバルなインテリジェントパワーマネジメント企業であるイートンは、2023年よりEPLANパートナーネットワークのテクノロジーパートナーであり、オランダのヘンゲロにある施設において、配電システム、低圧・中圧開閉装置システム、および制御機器の開発、製造、販売を専門としています。
イートンはさらに、多数のエネルギーシステムとコンポーネントを、EPLAN Data Portalに直接統合されたセレクターを通じて提供しています。同社はまた、社内の制御システムおよび開閉装置システムの設計・構築にもEPLANソリューションを活用しています。Rittal Automation Systemsの機械(Rittal Wire Terminal WTや銅バー加工機など)は、同社の製造プロセスを簡素化しています。
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