EPLAN Cogineer:自動化された回路図作成の新しい仕組み

EPLAN Cogineer:自動化された回路図作成の新しい仕組み

Hannover Messe 2017で発表された新しいEplan Cogineer(コージニア)は、クリック感覚で、電気・流体の回路図を自動作成します。

Hannover Messe 2017で発表された新しいEplan Cogineer(コージニア)は、クリック感覚で、電気・流体の回路図を自動作成します。この新しい仕組みコージニアはEplan Platformに完全に統合されており、シンプルさと使いやすさを最大限に兼ね備えています。 EPLAN Software & Services株式会社の藤田氏にEPLAN Cogineerについてインタビューしました。 -「Cogineer(コージニア)」とはどんな意味ですか?
藤田氏:Cogineerは「小さなエンジニアリング」という意味があります。 「Co」には、「小さな」という意味と、協調や協力などの意味も持ち合わせています。 この新しい回路図自動化ソリューションはEPLANプラットフォームと完全に統合されています。
EPLANプラットフォームとは設計データを一元管理し、
誰でもいつでも最新の情報を使って設計ができるデジタルデータベース機能です。
貴社の資産である知識や経験をどんどんEPLANプラットフォームに統合していくので、
ベテランの知識を貴社の誰もが使用して設計業務を行えるという仕組みです。 通常であれば弊社のEPLAN Electric P8という総合電気設計CADを使用して、
電気設計図を作成するのですが、このEPLAN Cogineerではクリック感覚で回路図を設計できます。
構成やバリアント管理の専門知識は必要ありません。標準的なマクロ技術のノウハウで十分です。 -Eplan Cogineerはこれまでのシステムとどう違うのですか?
藤田氏:Eplan Cogineerは、コピー アンド ペーストを必要とせずに、
電気および流体回路図を自動的に作成するためのツールです。
コピー アンド ペーストが不要なので、回路図の作成で発生する典型的なエラーを防止します。
簡単で、柔軟で、直感的かつ効率的です。
Eplan Cogineerで、ユーザーは設計時間を大幅に節約し、作業の質を向上させることができます。  -実用的な例がありますか?
藤田氏:では、モーターコントロールユニットを例に挙げましょう。
「従来型」の設計方法では、完全なコントロールユニットを手動でマクロとして、
コピー アンド ペーストすることで手動で操作することができます。
Eplan Cogineerは、モータ制御ユニットのミニコンフィギュレータを提供します。
主なパラメータとEplan Cogineerは、
回路図に現れる正しい制御ユニットを生成します。
ユーザーは、モータスタータの部品の選択やケーブルの
セクショニングについて心配する必要はなくなりました。 -大幅な時間節約を謳っていますが、実際にどれくらいの時間を減らすことができますか?
藤田氏:クリックだけで回路図が自動的に生成できるようになりました。
検索、コピー、貼り付けに費やされていた時間が節約できます。
時間の節約だけでなく、設計に必要な手作業が大幅に削減されます。
ルールセットのレベルに応じて、設計の30〜80%の節減が見込まれます。 -Eplan Cogineerの導入方法は?
藤田氏:Eplan CogineerはEplan Platformのアドオンで、
EPLAN Electric P8、EPLAN Fluid P8およびEPLAN Pro Panelで使用できます。
さらにこのソフトウェアはレンタルライセンスのみ提供しています。

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